サッカーはパスを繋いでゴールを狙うスポーツでもありますが、ドリブルで相手を抜き去ってパスやゴールを決めるのもカッコいいですよね。
ドリブルが上達して出来るようになると自分で相手を抜ける自信が付き、相手をどうやって抜いてゴールを決めてやろうかということに目が行きがちになってしまうこともあるでしょう。
確かに自分で相手を抜いてゴールを決めれたら最高ですが、自分のドリブルを活かした攻撃パターンを頭に入れておくことでチームの得点に繋がる確率が格段にアップします。
今回は練習をしてドリブルが上達したことによって他にもこんな攻撃のパターンがあるということをご紹介していきます。
ドリブルとは?
まずドリブルについて説明しましょう。
ドリブルを得意とし、相手をドリブルによって抜いていくテクニックを持つ選手をドリブラーと呼びます。
このような選手は数人がかりでディフェンスにいっても止められないというケースが多く、2つのタイプのドリブラーがいます。
スピードタイプ
FWの選手に多く、瞬時にスピードを上げてディフェンスを置き去りにし、ボールを運んでいくタイプです。
ボールを保持していてもスピードが落ちずにボールをコントロール出来るのが特徴です。
クリスティアーノ・ロナウド選手やネイマール選手がそのタイプに当てはまります。
テクニックタイプ
多くフェイントを駆使してディフェンスを惑わし、複数のディフェンダーに囲まれてもドリブルで突破してくるタイプになります。
この手のタイプは厄介で、ボールコントロールはもちろん、ボールへのタッチやキープ力が凄く体幹も強い選手が多いので体勢を崩されても止まらないのが特徴でしょう。
イニエスタ選手やメッシ選手があてはまるでしょう。
ドリブルを仕掛けてくる選手はボールコントロールにそれだけ自信を持っています。
各チームにいるエース級の選手はドリブルが上手い選手ばかりです。
ドリブルが上手い選手がいるとチーム押せ押せムードになりいい影響をもたらします。
ドリブル上達による攻撃パターンの増加
練習を積み重ねてドリブルが上達してくると相手が何人きても抜いていくだけの自信と技術が身に付きます。
ドリブルを身に付けることによって以下のような攻撃パターンを生み出すことが出来ます。
自分で相手を抜いてゴールを狙えるようになる。
自分で相手を抜いて自分でゴールを決めるというのは、やはりカッコいいですよね。
ドリブルが上達し、ボールを思い通りに動かせるとどの位置にボールを持っていったら相手を抜けるか、シュートが打てるかの判断が瞬時に出来るようになります。
私自身ドリブルが出来なかった時は、自分にパスがきても相手がディフェンスにくると焦ってしまってすぐにパスを出そうとしたり、ドリブルしようとしてもボールコントロールが上手く出来ずに思ったよりもボールを強く蹴ってしまいボールを相手に取られてしまっていました。
ドリブルが上手く出来ないうちはボールに目が行きがちになってしまい周りを見ている余裕がありません。
ドリブルが上達することでボールを見なくてもコントロール出来るようになり、視野が広くなることでどこからドリブルで突破すればいいかが分かります。
ボールを運んで行ってどの位置でシュートを打つイメージが湧きやすくなって、自分でゴールを狙うが出来ます。
パスが回ってきやすい。
ドリブルが上手い選手というのは味方の選手も把握しているでしょうから、ボールを託しても安心だという強い信頼関係が生まれます。
自分がパスを出すと考えた時、ボールのキープ力のない選手にはパスは出しにくいですよね。
なかなか攻め込めない場合、突破口としてドリブルは武器になります。
そういう選手にはパスが回ってくる回数が必然的に多くなります。
ドリブルで相手を引き付けられる
ボールをドリブルで運ぶということは移動距離も長くなります。
ゴールに近くなればなるほど相手もボールを止めよう、奪おうと必死になってきます。
1人がドリブルで突破していくことによって相手のディフェンスを引き付けることが出来ます。
ディフェンスの陣形が乱れて味方にフリーになってくる選手が出てきますので、そのチャンスを逃さずにパスを出すことで得点に繋がることも考えておきましょう。
自分で決めるという考えも大事ですが、サッカーはチームプレーです、ドリブルは味方を活かすという点でも大事な武器と言えるでしょう。
このようにドリブルが上達してくるとこのように攻撃の幅が広がってきます。
もちろんドリブルが上達した場合も注意することはあります。
ドリブルが上達した後の注意点
ドリブルが上達したからといっても気をつける点はあります。
場合によっては以下のようなリスクがあります。
過信しすぎて単調な攻めになる可能性も
ドリブルが上達してもドリブルばかりに頼っていると攻撃パターンが単調になってしまい、相手に読まれてしまいます。
単調な相手ほど止めるのは簡単です。
「ドリブル上達による攻撃パターンの増加」の「ドリブルで相手を引き付けられる」でご紹介したパスを活かしたりして、相手にドリブルも上手いがパスもあるということも考えさせましょう。
相手にボールを奪われるリスク
ドリブル突破しようとして相手のディフェンダーにボールを奪われるとカウンターを食らってしまう可能性が高いでしょう。
パスを回して攻めている時に比べ、ドリブルでボールを奪われた場合は攻撃の展開が速いこともあって守備への切り替えが遅れてしまいます。
守備陣形の乱れ、戻りが遅いところを突かれて失点してしまっては元も子もありません。
じっくりと攻めている感じの時は無理にドリブルで仕掛ける必要はないということです。
接触によるケガ
パスと違って選手同士の距離が近く接触する機会も増えるためケガをしてしまうということも考えられます。
目の前のディフェンダーと距離をとっていても後ろからも来るということを頭に入れておく必要があります。
よく選手がタックルで倒されて担架で運ばれていくシーンを見たことがありませんか?
相手のディフェンダーも点を与えないようにファウルしてでも止めに来るように必死なのです。
まとめ
ドリブルの上達によって攻撃のバリエーションが増えて得点に繋げらることはチームにとってもいいことです。
ただケガをしてしまうことは避けたいですので、日頃の練習から体幹を鍛え、倒されない体作りや倒されてもケガをしないように柔軟性も身に付けておきましょう。
今回ご紹介した内容が少しでもあなた参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。