聞いたことはあるけどどんなボールかわからないという方も多いと思います。
今回はそんなナックルボールの投げ方、握りをご紹介していきたいと思います。
ナックルとは?

スピードはありませんが、ほぼ無回転で投じられ、わずかに回転するボールの縫い目に空気がぶつかり、空気抵抗を生むため投げたピッチャーにも、キャッチャーにも、もちろんバッターにもどんな変化をするのかわからない不規則な変化をし、風向き、風速、天候、湿度の影響も受けやすい球種です。
ナックルボールを武器にするピッチャーはナックルボールだけでもバッターを打ち取ることが出来ます。まさに魔球です。
ナックルボールを中心に投球を組み立てるピッチャーを特に「ナックルボーラー」と言います。
試合で投げられたらもちろん使えますが、普段の練習や、遊び、草野球の中で投げ方をマスターして投げられるだけでも注目を集め、投げ方を教えて欲しいと人気者になれること間違いなしです。
今回はそんな魔球ナックルボールの投げ方、握りをご紹介していきたいと思います。
ナックルを投げるメリット
- 都度変化の仕方が変わるのでバッターが予測出来ない。
- 自分でもどう変化するかわからないため投げていて楽しい。
- あまり投げる人がいないので遊びで投げると注目される。
ナックルを投げるデメリット
- 変化が読めないのでキャッチャーが取れない可能性がある。
- 握力を使うので多投すると変化しなくなる。
- ランナーがいる時は盗塁される可能性が高い。
- 変化しないとただのスローボールになってしまう。
- 投げ方でナックルボールだとばれてしまう。
ナックルの投げ方

縫い目に対して写真の様に指三本を曲げて持ちます。
手が大きい方は指二本でもいいのですが、私は手が小さいので二本だと回転を抑えることが難しいので三本にしています。
三本の方が回転数を抑えられます。
回転数が多くなってしまうと変化しにくいのがナックルボールです。
自分の投げやすい握りを試してみてください。

この握りからボールをリリースする時は手首のスナップは使わず、指でボールを押し出して投げます。
硬式ボールでも握り方は同じです。
軌道は山なりになっても構いませんが、投げる高さはキャッチャーの膝下を狙ってください。
スピードは遅くても構いませんのでしっかりと指先ではじく感覚を掴んで、練習でキャッチボールをする時から投げてみましょう。
試合で使う時は、高めに抜けると変化せず、ただのスローボールになってしまい打たれやすいので注意しましょう。
ナックルを投げる選手
山崎康晃投手(DeNAベイスターズ)
日本を代表するクローザーもシーズン中は投げることはありませんが、オールスターで投げるときがあります。
吉田えり選手
ナックル姫の愛称で知られナックルボーラーとして有名な選手です。
まとめ
ナックルボールはプロ野球選手でも投げる選手はほとんどいません。
そんなボールを遊びや草野球で投げれたら楽しい自慢できますよね。
今回ご紹介した握り方で投げてみてください。
投げられるようになったらあなたも魔球の使い手の仲間入りです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。